■ 作業時間
1時間

■ 使用用具
やすり、鉛筆、のこぎり、バイス

■ ポイント
フィンガーボードのR(アール)に合わせてサドルも僅かにラウンドさせます。

では次の工程に移ります。サドルは既にブリッジに開けられている溝に合うかをまずチェックします。最初のチェックは厚みが合うかです。ブリッジの溝は3mm程度ですので、サドルもこの厚みに調整します。厚みが調整できたら次は長さを合わせます。これは、ブリッジの原寸で合わせ、両端を丸めます。

鉛筆で少し長めに線引きをしておき、バイスに固定して切ります。長さが決まったら次は高さです。高さはブリッジにサドルを付けて4mmぐらい上になるように調整しておきます。上部はフィンガーボードのRに合わせて若干のラウンドを付けておきます。そして若干の丸みをヘッド、エンド方向にもつけておきます。最終調整は弦を張ってから、オクターブチェックをしながら行います。

ここの段階ではサドルの高さを、取り合えず4mmの高さにしておき、後で調整するという流れになります。弦高は僅かの違いで弾き易さがかなり違ってきますので僅かずつ調整してゆきます。