リペア実績 #0108

Martin D-28 1952年

トップ膨らみ補修 サドル弦高調整 ネック反り補修等
岐阜県

ブルーグラスプレーヤーのギターリペアです。ピック跡がかなりあり表板が深く削れています。ガンガンに弾かれているだけあって音抜けが素晴らしいビンテージギターです。今回はトップの膨らみ補修、サドルによる弦高調整、フレット形状修正、ペグ調整などを行いました。これらを実施してさらに演奏性が向上しました。

まずはネックの順反りを直してゆきます。この頃のD-28にはトラスロッドが入っていないためネックアイロンを使って矯正します。

無事剥がし終えました。以前の補修の際に黒いパテが使われたようです。ボディとブリッジにびっしりと付着しています。続いて新しいブリッジの製作を行います。今回はハカランダ材で製作します。元のブリッジを参考に、形を整えます

ハカランダブリッジの割れ補修を行いました。 補修前のブリッジです。ブリッジピン付近に数か所割れが発生しています。

補修後のブリッジです。 敢えて濃い色のパテで埋め、木目に見えるようにしました。

次にネック矯正ですが引き続きアイロンを冷ました状態でしばらく固定します。

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