リペア実績 #0144

非常に珍しいヤマキのギターです。今回はフレットすり合わせ、サドル交換、ナット交換、ピックガード交換をご依頼頂きました。まずはフレットすり合わせから行います。指板をマスキングし、サンドペーパーを使って頂点を揃えてゆきます。頂点が揃ったら、クラウンファイルでフレット山を作り、表面の磨き上げをして完了です。サドル交換を行ってゆきます。

まずはイントネーターを使ってオクターブピッチが合うポイントを確認します。その後ブランク材から整形し、表面を磨いて完了です。ナット交換を行います。まず、元々付いているナットを取り外します。ナットスロットのクリーニング後、ブランク材からナットを整形し、弦溝切り、表面の磨きを行って完了です。

無事剥がし終えました。以前の補修の際に黒いパテが使われたようです。ボディとブリッジにびっしりと付着しています。続いて新しいブリッジの製作を行います。今回はハカランダ材で製作します。元のブリッジを参考に、形を整えます

次にピックガード交換を行ってゆきます。元のピックガードは経年変化により浮きが発生しています。パレットナイフを差し込み、剥がします。ピックガード接着面周りの塗装に段差が発生していたためサンディングで均します。新しく作成したピックガードは元の物より少し大き目に作成しました。両面テープで貼り付けをして完了です。