リペア実績 #0171

Gibson J45

トップ割れ補修
岐阜県

以前にGibson LG1のトップ割れリペアをご依頼いだたきましたお客様より、この度、Gibson J-45のリペアを続いて承りました。非常にレスポンスが良く、ギブソンらしい枯れた音のする逸品です。症状としてはLG-2の時と同様の症状です。指板に沿ってトップに割れが確認できます。重症ではありませんが、今のうちに処理を施し割れが広がらないよう処置します。

サウンドホール近くの割れ部分にタイトボンドを擦り込んだ後、スプルース材で 割れ止めを製作し、表板の裏側に接着します。

次は表面の割れタッチアップに入ります。着色の前にまずは下塗り剤を塗布ししばらく乾燥させます。下塗り剤の乾燥後はブラックで部分着色します。最後にクリアーラッカーの吹き付けを行いました。不要な部分をマスキングしてエアブラシで吹き付けます。クリアーラッカーの乾燥後は、表面を水研磨で均し、最後はコンパウンドで磨いて艶を出します。割れはほとんど分からなくなりました。これで弦を張って作業完了です。

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