ネック
リシェイプ

neck reshape

ネックリシェイプは、ネックが太過ぎるので細くしたり、かまぼこ型のネックを三角型のネックに変更したりする場合に行います。好みのサイズになるよう慎重に作業をすすめます。必要に応じて修正成型した段階で、依頼の方に確認をして貰うこともあります。握りやすくするためにネックの厚みを薄くする場合は、削り過ぎてロッドが見えてしまわないように注意します。

このケースは厚みを1mmほど薄くしてほしいとのご依頼です。事前に作業前のネックの形状や厚みを記録しておきます。

スクレーパーやサンドペーパーを使ってネックを削ってゆきます。グリップの頂点の厚みを出し、その後全体的に形状を整えます。 ネック全体の塗装も落としておきます。ヒール付近は特に慎重に行います。

ほぼネックの整形が終わりました。一度お客様にご来店いただき、握りを確認していただくことになります。

ネックリシェイプはネック整形が終わり、導管埋めの作業に入ります。「との粉」をダークブラウンに着色し、ネック全体に刷り込みます。

一晩乾燥させた後、ラッカーサンジングの吹き付けを行います。このまましばらく乾燥させます。

サンジング吹き付け後に研磨を行い、サンドペーパーで表面を整えます。

再度、塗料の吹き付けを行います。またしばらくおいて乾燥させます。

ネック着色後に研磨を行い、サンドペーパーで表面を均します。

 

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