戦前モデルの凄いギターの登場、ということで今回は1930年のカラマズ―というブランドのパーラーギターです。小ぶりなボディでギブソン社の前身? のモデルともとれるシェイプです。今回はブレース剥がれとトップ板膨らみ補修です。状況としてはかなり膨らみがひどく、硬化していますので、改善に時間が掛かることが予想され、恐らく半年くらい掛かる可能性が高かったですが、予想通り、8か月ほど掛けてかなりの改善となりました。トップ板の膨らみは古いギターになればなるほど堅く膨らんでいますので、改善するのにかなり時間が掛かります。
新しいギターであれば早ければ1週間で効果が出てきます。このギターは3か月経っても全く改善がなかったので、長丁場を覚悟しての取り掛かりとなりました。時間は掛かっても確実に改善できることが実証されたので、今後のトップ膨らみ補修の大きな自信となりました。ジグもさらに数を増やし、押さえるパワーを増して取り組んでゆきます。
専用のジグを使いトップの膨れを改善します。
WoodyBlues