ブレースが表板に接着されたら、次にブレースの形を整えます。基本形はトンネルの上がとんがった形とでも思っていただければ結構です。ブレースの上部の側面から少しずつカンナで削ってゆきます。このトンネルの形になったら、次に「ノンスキャロップト」にするか「スキャロップト」にするかを決めます。

マーチン系の繊細な音が好みならスキャロップト、ギブソン系の太めの音が好みならノンスキャロップトがいいでしょう。「ノンスキャロップト」ならここまでで作業は終了です。「スキャロップト」であれば、アーチ形に削る作業となります。あまり深く削り過ぎると、強度が落ちて表板が変形し、ブリッジはがれを引き起こします。削るのは多くても3~4mmぐらいにしておきましょう。形が整ったら#240のサンドペーパーで仕上げをします。