■ 作業時間
約2時間

■ 使用用具
のみ、ミニかんな、サンドペーパー

■ ポイント
高さの調節は慎重に。削り過ぎると強度が落ちてブリッジがはがれてしまいます。

ブレースが裏板に接着されたら、次にブレースの形を整えます。マーチンなどの基本形はトンネルの上がとんがった形とでも思って下さい。ブレースの上部の側面から少しづづミニかんなで削っていきます。削るパターンはいろいろありますが、私の所有している1949年製のマーチンO-15をモデルにしますと、ブレースの端に向かって僅かに低くなっています。

端から5cmくらいのところから5mm程度削ってあります。このあたりの削り具合は好みでよろしいかと思います。お持ちの気に入ったギターがあれば、それを真似てもいいかと思います。但し、高さを調節する時は、削り過ぎないように慎重に行いましょう。はじめはあまり削らないようにした方が良いかもしれません。

私は削り過ぎて、ブリッジのはがれを何度も経験していますので、どのくらいが適当かをほぼ理解しているつもりです。音質には表板のブレースの方が影響が強いですので、裏板側のブレース形状はあまり神経質にならなくてもいいでしょう。形が整ったら#240のサンドペーパーで仕上げをします。