■ 作業時間
3時間

■ 使用用具
ステイン(水性)、はけ、サンダー、サンドペーパー、当木

■ ポイント
薄めの色を何度も塗っていく方がきれいに仕上がります。色を塗る前にはギター全体を入念にサンディングします。

次の工程の塗装に入る前に、ブリッジの位置を決めておきます。塗装時にはブリ色を塗る前にはギター全体のサンディングを十分行います。ほんの小さなキズも残さないように、なめらかに仕上げます。サンディングをしっかりしておかないと、色塗りや塗装の場合にキズやへこみが目立ってきます。時間を掛けてしっかりと行いましょう。

平らな部分は電動のサンダーが効率的ですし、曲面などはサンドペーパーに当木をしてやります。今後、自分の大切なギターになるのですから、はやる気持ちを抑えて進んでゆきましょう。ギターの形がだんだん出来てくると、嬉しくて嬉しくて、どうしても先へ先へと早く進もうとして作業が雑になってしまいますので・・・

十分にサンディングを行った次は、色塗りの工程となります。ここでは表板はナチュラル仕上げとしますので、色塗りはなしで、その他の部分を塗ることになります。顔料の種類は水性と油性がありますが、水性を使うことにします。色は好みで選んで構いません。私はホームセンターで木工用のマホガニー色と黒色を買って調合しています。あらかじめ他の木材で色の具合を試しておきます。

表板には顔料が付かないように、トレーシングペーパーで蔽っておきましょう。むらが出来ないように、まんべんなく均等に塗ってゆきます。好みで2~10回塗り重ねても構いません。濃い色で1回だけ塗るというよりは、ある程度の回数で塗り重ねた方がきれいに仕上がます。ギターは吊るした状態の方が塗りやすいし、乾かし易いですので、吊るした状態で塗ってゆきましょう。

ヘッド部分から順に下方に移ってゆきます。あまり多量に顔料を塗ると液が垂れたり、固まって見栄えが悪くなりますので、少しづつ塗ってゆきましょう。色を塗り終えたら、もうサンディングは出来ませんので注意しましょう。