Question NO.15
木工塗装はなぜ何回も塗り重ねるのですか

Answer
木材は繊維質で密度も均一でないことから

1. 
塗装するとけば立つ

2. 
塗料の吸い込みがあり一定でない

3. 
木目 ( 道管 ) の凹みがある

4. 
変色しやすい木材がある

5. 
やにのある木材がある

など、他の素材にない不均衡な点があります。これらの特性を踏まえて均一の塗装をするためには一度の塗りで処理できるものではなく、塗装回数にを多くすることで均一な塗膜にしてゆきます。必要に応じて多種類の塗料と塗装工程、塗り回数を増やします。木材用塗料に求められる性能は

1. 
素材によく密着する

2. 
肉持ち ( 膜厚 ) が確保できる

3. 
木目 ( 道管 ) を強調できる

4. 
平滑性を確保する

5. 
光沢を調整できる

6. 
着色できる

などがありますが、これらの性能を一度にクリアーすることは困難なので、下塗り・中塗り・上塗りなどと分担して作業を行います。下塗りは素地への付着性やけば処理、中塗りは全体の肉持ちの70~80%を、そして上塗りは艶決めと塗肌の役目を担っています。又、塗料には良い流動性を付与して平滑な膜にするために多くの溶材が含まれるので3~4回以上の塗り回数が必要となります。