Question NO.17
塗料の不揮発分と塗装後の乾燥膜厚について教えてください

Answer
塗料は流動の時、溶剤など空気中に揮発してなくなる揮発成分と、樹脂や顔料などの塗膜として残る不揮発成分とで出来ています。それぞれの成分割合は塗料設計時に決定されますが、塗装の際には希釈されますので、揮発分が多くなり不揮発分は少なくなります。塗装によって残留する塗膜は塗布量によって変動しますが、通常は下記の通りです。

<塗料不揮発分(%)>
ニトロセルロースクリアラッカー  25~35%
ポリウレタン樹脂塗料  30~50%
アミノアルキド樹脂塗料  55~65%
ポリエステル樹脂塗料  60~70%