リペア実績 #0100

Yamaki ドレッドノート

ネック反り修正 サイド・バック再塗装 フレット部分交換
東京都

今はなき幻のヤマキギターです。恐らくマーチンD-45モデルでかなり良い材料が使われています。特注仕様かボディ内にオ―ナ―の名前が刻印されています。希少価値かかなりあると思われます。今回はサイド・バックにひどい白化がみられるので、まずこれを取り除き、オイルフィニッシュで再塗装します。オイルフィニッシュは基本的に塗膜がないので今後白化が起こる事はありません。今後白化が起こらない塗装をというオーナーの希望で、オイルフィニッシュをおすすめしました。又、1~4フレットまでのすり減りがみられるので、フレット交換、そしてさらにネックがジョイント付近で反り、ミドル付近で逆ぞリという少し複雑な反りが起こっているので、これをネックアイロンで修正を行います。

白濁の原因の多くは塗装不良で、経年変化で生地と塗装の間が剥がれる場合です。ラッカー塗装だけでなくポリウレタン塗装にも見られます。

まずは白濁のある塗装を剥離します。厚塗りが原因の場合もありますので、剥離作業は重労働になる場合が多いです。

部分フレットル交換の場合は、全体の音質バランスが崩れる場合があるので、オーナーに前もって了解をいただいてからの作業となります。

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