true vintageとその名の通り、ビンテージ感溢れるギターです。今回のリペアはロッドでの弦高調整です。現状、弦高が1弦2.8mm、6弦3.0mmと少し高いためサドルの底面を削って高さを落としてゆきます。弦高を1弦2.0mm、6弦2.5mmで調整し、作業完了です。調整前と比べるとハイポジションの押弦がとってもスムーズとなりました。サドルでの弦高調整は僅かに削るだけでも演奏性に大きく関係してきますので、最新の注意を払って行います。さらには演奏者のプレイスタイルにも関係し、ご希望通りの弦高に下げると、今度はビビりが発生してしまうということがあります。プレイヤーが強く引くタイプの方ですと、この様なケースとなり、再調整ということにもなりかねません。ですので、プレイヤーが強く引くタイプ・普通・弱めかを聞いておくことも重要です。