1980年代と思われるマーチンギターですが、ネックにジョイント部分からの反り (元起き) が発生していてネックリセットを実施することになりました。他にはサドル交換と黒のピックガード交換となります。
1980年代と思われるマーチンギターですが、ネックにジョイント部分からの反り (元起き) が発生していてネックリセットを実施することになりました。他にはサドル交換と黒のピックガード交換となります。
まずはピックガードが欠品しているため新たに作製します。ブラックのシートから形を切り出し、外周をスクレーパーややすりで整えます。指板バインディングに浮きが見られましたので、セルボンを使って接着しておきます
ネック再接着時のクランピングに必要となる当て木を製作します。メイプルのブロック材を用意します。指板に置いた際にフレットが当たらないよう、溝を付けて完了です。次にネックリセットに入ります。まず14フレットを抜くために熱を加えます。
トップ板と指板部分を熱を加えながらはがします。専用ジグを取付けてネックを外します
スチームを14フレットに開けた穴から入れます。スチームを入れしばらくするとネックがゆるんで外れました。
このあとはネック角度の調整を行います。
ノミを使って慎重に削ります。
付着していた接着剤もきれいに取り除きます。
仮セットを繰り返し、サンディングを進めながら、接着固定します。
フレット調整とサドル作成を行います。
ナット溝を整え、ナットを新たに作成します。
ナット作成後、全体チェックをして終了です。