リペア実績 #0193

Gibson J45

ブリッジ剥がれ ブレーシング剥がれ サドル弦高調整
岐阜県

バックブレーシング剥がれです。一番奥の片側に隙間が発生しています。浮き部分に接着剤を流し込み、ジャッキでブレーシングを固定します。さらに外側からもクランピングします。

このまましばらく置いて接着剤の硬化を待ちます。続いてブリッジ浮きリペアに入ります。このようにブリッジの両端に浮きが発生しています。浮きの範囲が広いため、一度ブリッジを剥がしてから再接着を行います。ブリッジを上からシリコンラバーヒーターで温めて接着剤を緩めたのち、隙間にヘラを差し込んで剥がします。

接着したらこのまましばらく置いて乾燥を待ちます。しばらく弦を張ったまま数日置いてブリッジの状態を確認します。剥がれもなく問題ないようですので、全体に軽くクリーニングをして全ての作業が完了です。今回、ブリッジ再接着、ブレーシング浮き修理、サドル調整を行ったことにより各部分の密着度が上がり、ボディ鳴りが向上しています。

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