リペア実績 #0150

Gibson J45 1997年

トップ膨らみ フレットすり合せ ブリッジ浮き ナット牛骨交換
福島県

使い込まれた ギブソンJ45 ですが、まずはトップの膨らみ補修からはじめます。中程度の膨らみですので、さほど時間はかからないという想定ではじめます。クランプは3つ使い、徐々に締め付けてゆきます。はじめから強い力は入れません。板を慣らすためにも軽めの締め付けでスタートし、だんだんと力を掛けてゆきます。

ギターの年数や膨らみの程度にもよりますが、このギターは3週間ほどでほぼ元に戻りました。

トップ板の状態が改善されたので、次はブリッジ浮き補修を行います。ブリッジは浮きが軽度であるため、すき間にタイトボンドを注入し、固定します

ブリッジ浮きリペアに引き続き、フレットすり合わせを行います。指板をマスキング後、すり板を使ってフレットの頂点を揃え、クラウンファイルで形状を整えます。

フレットすり合わせに続いてナット交換を行います。元のナットを外し、ナットスロットのクリーニングを行います。無漂白の牛骨ブランク材からナットを作成し、接着して完了です。

pagetop