サウンドホールが個性的なアリアのクラシックギターですが、今回裏板の割れとブレーシング浮きがあるとのことで、承りました。レスポンスの良いシダ― (杉) 材とヨーロッパの気品が感じられるルックスで人気のギターですが、サウンドホールからの内部作業が出来ませんので、一旦裏板をはがすという作業になります。ギター内部の補修の場合、サウンドホールを使っての作業が当たり前になっていますが、このギターのようにサウンドホールからの作業が出来ない場合、裏板をはがすという非常に手間の掛かる工程を経ざるを得ません。ルックス的には個性的なサウンドホールで好きなのですが、内部補修となると大変なギターと言えます。