リペア実績 #0178

Kisosuzuki D-38

フレット打直し フレットすり合せ 牛骨サドル交換 ブレ―シング浮き ナット溝調整
岐阜県

比較的レアな木曽スズキのドレッドタイプギターです。国産マニアの方にとっては嬉しいギターです。良く弾き込まれていて、今回はフレット交換とブレーシング浮き、牛骨サドル交換、フレットすり合わせなどのリペアを行いました。まずはフレット交換からです。今回は6Fと7Fの部分交換です。この2本のみ表面が多く削られており、びびりの原因となっていたため新しいものに交換します。フレットを抜き表面を均し、新しいフレットを打ち込みました。

ブレーシング浮きは、剥がれている箇所に接着剤を付けて小型ジャッキで押さえつけ、しばらく固定したままにします。

次はフレットサイド処理とすり合わせを行いました。フレットサイド処理の作業です。フレットサイドを斜めに整えた後、バリを取ります。

続いて、すり合わせの作業です。ヤスリを使ってフレットの頂点を揃えます。そのあと、サドル交換とナット溝調整です。

最後はナット溝調整です。ナット溝が浅く、ローフレット側の弦高が高いため、やや深くしました。弦高は、Fで1弦が2.0mm、6弦が2.5mmに調整しすべての作業完了です。

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