アコギリペアファイル#0054

#0054 Martin O-18 1953年

Martin O-18 1953年
ハカランダブリッジ交換、象牙ナット・サドル交換

マーチンの名器O-18ヴィンテージです。乾き切った枯れたサウンドはマーチンらしい素晴らしい音です。ハカランダ材のロングサドルに突然亀裂がり割れてしまったとのことです。かなりの力が掛かっていたようで今回同じハカランダ材で作り直すことになりました。さらに、この際と言う事でグレードアップを図るために、ナット・サドルも最高素材の象牙材に変更します。ブリッジ穴については一般的に等間隔で開けられていますが、このロングサドルは6弦側が僅かに間隔が長く1弦側が僅かに短いものとなっていました。ここまでこだわって微調整されているブリッジは初めてで、改めてマーチンギターの作りが丁寧だという評判を裏付ける事例にでくわしました。個人的には以前からマーチンギターフリークでしたが、今回のブリッジを見てマーチンギターの作りに感心し、ますますマーチンギターが好きになりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください