ジャパンビンテージなギターでヘッドロゴが最高に渋いギターです。鳴りも良く今回のトップ板を中心にした補修・調整でルックス的な改善を、ナット・サドルは調整により音質的な改善を図ります。ヘッドのロゴがより引き立つようにヘッドの磨きも実施します。今回の補修で一番難易度が高いと思われる項目はトップ板の汚れ取りです。過去にニスなどの塗料が塗布されたような形跡があり、その部分があめ色の感じで所々残っています。この部分の除去から始めトップ板の表面を整えてから、部分的にラッカー塗装を施す計画です。面積的には結構なサイズですので、トップ板全体を再塗装したほうが良いのですが、今回は部分再塗装となります。サウンドホール周りも綺麗に整えてからラッカー上塗りを行います。ナット調整はチューニング時にキーンという異音が発生するのを、溝の調整で改善します。又、ブリッジピンが一部収まりきれてなく、浮いた感じになっている部分の改善を実施します。全部やるとなると1か月くらいは掛かる作業となります。