ご存知のように、シェラック塗装は天然塗装で安心安全、高級感ある塗装が可能な塗装法ですが、最近の酷暑・極寒な気候やその他注意すべき事項があります。簡単にその注意点を挙げます。
1.再塗装の場合の注意
元の塗料がラッカーなどの場合は完全に元塗料を取り除かないと、ピンホールやシワのような症状が表面に出てきて塗装不良となります。トップ材のスプルースやシダーは導管が殆んどないので、塗料があまり染み込まないので影響は少ないですが、マホガニーやローズウッドなどは導管の中に塗料が染み込みますので、完全に取り除くことは困難となります。この状態でシェラック塗装を施すと、塗布後に表面にピンホールやシワのような症状が出る可能性が高くなります。
2.極寒・酷暑の場合の注意
シェラック塗装が始まってから極寒・酷暑などがある場合は、塗料が固まるのにかなり時間が何か月も掛かる場合があります。早く仕上げたい場合はシェラックは避けた方が良いと思われます。
3.厚塗りが必要な場合の注意
生地の色ムラなどをシェラックで改善しながら塗装する場合は、刷毛の厚塗りが一般的ですが、厚塗りによりシワやピンホールが発生しやすくなるので、注意が必要です。